ビジュアルプログラミングって知ってますか?使えるツールは?
皆さんはビジュアルプログラミングという言葉を知っていますか?
まだビジュアルプログラミングを知らないという人のために今回はビジュアルプログラミングとは何なのか解説すると共に、ビジュアルプログラミングを使用できるソフトも紹介したいと思います。
では見ていきましょう。
ビジュアルプログラミングとは
ビジュアルプログラミングとはその名の通り、ビジュアル(視覚)を用いて行うプログラミングのことです。
ここでいうビジュアルとは、絵や図のことでそれらを用いてプログラミングします。
一般的なプログラミング言語であるJavaやPHPなどと異なり、直感的にプログラムを組むことができます。
そしてそのように直感的にプログラミングできるためにプログラミング教育で頻繁に使用される機会が増えてきました。
ビジュアルプログラミングができるツール
では、次に実際にビジュアルプログラミングができるツールを紹介したいと思います。
Scratch(スクラッチ)
Scratch(スクラッチ)はマサチューセッツ工科大学が開発した子供向けプログラミング教材で、プログラミング言語や構文がわからなくてもビジュアルプログラミングが行えるフリーソフトです。
Webブラウザにて簡単に始めることができます。
基本的な操作はドラッグアンドドロップのみで行うことができます。
作れるものも非常に多く、ゲームやアート、音楽なども作成することができます。
発想次第で高機能なものも作ることができるので大人でも楽しめるツールです。
Viscuit(ビスケット)
Viscuit(ビスケット)もScratchと同じようにビジュアルプログラミングができるツールです。
Scratchと異なる点でいえば、Viscuitは自分で書いたイラストを元にプログラムをするという点です。
Scratchではスプライトという標準で用意されているイラストが豊富にあるのですが、Viscuitにはそれがありません。
なので、ほぼ必ずイラストを自分で書くという作業が必要になります。
イラストを書くという作業が必要な為、タブレットなどで使用する方が使いやすいと思います。
絵を書くことが好きな子供であればViscuitは非常にオススメのツールです。
Code.org
Code.orgはゲームなどを通してビジュアルプログラミングができるツールです。
子供に人気のマイクラやアナ雪、スターウォーズ、アングリーバードなど多彩なゲームが用意されています。
ディズニーキャラクターと一緒にプログラミングを学習することができるため、子供に人気のあるツールです。
また難易度も選択することができるため幅広い年齢の子供が使用できます。
子供がプログラミングに興味を示さないのであればCode.orgを試してみることをオススメします。
Springin’(スプリンギン)
Springin’はビジュアルプログラミングで絵・音・動きを組み合わせてゲームや動く絵本が作れるツールです。
また、Springin’では作った作品をSpringin’のマーケットに出品することができアプリ内コインのみで販売することが可能です。
よって学習できる分野は非常に多く、プログラミングだけでなく商品開発・マーケティングなどについても学ぶことができます。
さらに販売ができるということは買うこともできます。
そして買ったゲームなどの構造をみることができ、編集してアレンジすることも可能です。
ただしSpringin’はiOSのみの対応となっているのでご注意ください。
まとめ
以上、ビジュアルプログラミングについての説明とツールの紹介をしました。
どれか気に入ったツールはあったでしょうか?
どのツールも無料で使用することができるので気になったツールがあれば一度試してみることをオススメします。
ただし、子供が興味を持たなければ意味はないので子供たちと相談しながらツールの選定を行いましょう。
この記事を書いた人
大西照
株式会社Esolab 代表取締役