今注目されるICT教育とは何なのか?メリットとデメリットに分けて解説

今注目されるICT教育とは何なのか?メリットとデメリットに分けて解説

INDEX

  1. ICT教育とは
  2. ICT教育のメリット
    1. 教員間のやりとりがしやすくなる
    2. コスト削減ができる
    3. 教員の負担を軽減する事ができる
    4. 新たな教育手法を試みる事ができる
  3. ICT教育のデメリット
    1. 初期導入コストがかかる
    2. 端末の使用方法を理解する必要がある
    3. 故障や不具合発生時の対応が大変
  4. まとめ

2013年の日本再興戦略にて「2010年代中に1人1台の情報端末による教育の本格展開を目指す」こと、「デジタル教材の開発や教員の指導力向上に関する取り組みを進める」ことが宣言されています。

そのような背景がありながら、さらにプログラミング教育の全面実施が拡充されました。

よってICT教育の体制を整えるのは急務となってきています。

そこで今回は、ICTとはまず何なのか。メリットやデメリットは何なのかについて解説したいと思います。

ICT教育とは

ICT教育とは、パソコンやタブレット端末・インターネットなどの情報通信技術を活用した教育手法のことです。

ICTの正式名称はInformation and Communication Technologyといい、意味は「情報通信技術」です。

これだけ聞いてもパッとしない方も多いかもしれないので具体例を挙げると、パソコン教室でネットを使い検索するといったこともICT教育の一環です。

なので既にICT教育を導入している学校は多くあります。

そのICT教育についてさらに知るためにメリットとデメリットを見ていきましょう。

ICT教育のメリット

教員間のやりとりがしやすくなる

授業で使用した資料等のデータを簡単に共有する事が可能です。

また使用するツールにもよりますが、簡単な連絡事項についても簡単にかつ瞬時に行う事ができます。

わざわざ先生を探す必要もなくなるので非常に便利です。

コスト削減ができる

これは将来的な話になるかもしれませんが、印刷物などの費用がかからなくなってくるのでコストの削減が見込めます。

資料やテストなどはデータで共有する事ができるので印刷する必要がなくなります。

また、資料を配布せずともプロジェクターで投影すれば事足りるなど様々な点でコストの削減が見込めます。

教員の負担を軽減する事ができる

先ほども述べた通り、資料やテストを印刷する手間がなくなるので先生方の負担を軽減する事ができます。

また、連絡事項などを伝え忘れた際にも端末があればすぐに連絡する事が可能です。

様々な場面でICTは先生の負担を軽減してくれることでしょう。

新たな教育手法を試みる事ができる

ICT教育を導入すれば、新たな教育手法を試みることもできます。

例えば、遠方に在住している生徒や先生にも瞬時に連絡する事が可能です。

使用するツールによってはセキュリティの問題などを考慮しなくてはいけない点はありますが、オンライン上で授業を行うこともできます。

このように新たな教育手法を実現することも可能になります。

ICT教育のデメリット

初期導入コストがかかる

ICT教育を実現させるための一番の障害が、初期コストの問題です。

学校の予算内で全生徒一人一人に端末を支給することはほぼ不可能といっていいです。

かといって、個人ごとに購入するよう求めては保護者の負担になってしまいます。

端末の使用方法を理解する必要がある

急にICT教育が導入されパソコンやタブレットが支給されたとしても使い方がわからない事が考えられます。

そうなればまず、端末の使い方を理解する必要があります。

そうなれば何かしらの研修を実施する必要があるなど、先生方の負担が一時的ではありますが増えてしまうことも考えられます。

故障や不具合発生時の対応が大変

仮に生徒や先生の端末に故障または不具合が生じた場合、急遽授業を中止にしなくてはいけない状況も考えられます。

まだ治す事ができるレベルであればましですが、完全に業者が必要な場合などにはその対応もしなくてはいけない事が考えられます。

さらに端末の管理も行わなければいけないことも考えられるので負担が大きくなる一方です。

まとめ

以上、ICT教育のメリットとデメリットについて話しましたが、いかがだったでしょうか?

ICT教育について少しでも理解することはできたでしょうか?

上記で述べた通り、ICT教育にはメリットもデメリットも存在します。

しかしそれはまだ完全に導入されていないためでこれから改善されていくことは多くあるでしょう。

その時に全く知らないのとある程度知っているのでは対応力に差が出てしまうので、ICT教育はどういうものでどういう懸念点があるかぐらいは理解しておきましょう。

この記事を書いた人

大西照

大西照

株式会社Esolab 代表取締役

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