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システム開発の費用相場【2026年版】業務システムの種類別の目安・内訳と、見積もりの妥当性を見分けるポイント

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システム開発の費用相場【2026年版】業務システムの種類別の目安・内訳と、見積もりの妥当性を見分けるポイント

「顧客や在庫の管理を Excel でやってきたが、そろそろ限界。システムにしたいが、いくらかかるのか見当がつかない」

システム開発のご相談で、最初に聞かれるのがこの質問です。ホームページと違って、システムは作るものが会社ごとにまったく違うため、ネットで調べても「数十万円〜数千万円」と幅が広すぎて参考になりません。

この記事では、業務システムの開発費用の相場を種類別に整理したうえで、費用がどう決まるのか、見積もりが妥当かどうかをどう見分けるか、投資に見合うかをどう判断するかをまとめます。大阪で中小企業向けの業務システムを開発している当社が、見積もりを出す側の目線でお伝えします。

金額は 2026 年 11 月時点の一般的な目安です(税抜)。開発会社の規模・地域・要件によって大きく変わります。

まず結論: システム開発の費用相場(種類別の目安)

システム開発の費用相場(種類別の目安)

システムの種類

費用の目安

期間の目安

既存システム・WordPress への機能追加、外部サービスとの API 連携

10万〜100万円

2週間〜2か月

AI の組み込み(チャットボット・書類の下書き・問い合わせの分類など)

50万〜300万円

1〜3か月

小規模な業務システム(予約・在庫・勤怠・顧客管理など、利用者が数人〜数十人)

100万〜500万円

2〜4か月

EC サイト・会員サイト(スクラッチ開発)

150万〜1,000万円

3〜6か月

中規模の業務システム(複数の部署で使う・基幹システムや会計ソフトと連携・帳票が多い)

500万〜2,000万円

6か月〜1年

中小企業から多くいただくのは、上から 3 つ目の「Excel や紙で回している 1 つの業務を、ブラウザで使えるシステムにする」ご相談です。画面が 10〜20 枚程度、使う人が社内の数人〜数十人であれば、100万〜500万円が一つの目安になります。

同じ「顧客管理システム」でも、「顧客と対応履歴を記録できればいい」のか、「契約の更新日を自動で知らせ、帳票を印刷し、会計ソフトに連携したい」のかで、費用は数倍変わります。幅が大きいのはそのためです。

自社の場合の費用を聞いてみる(お見積もり無料)

「今 Excel でやっている業務」を書いていただくだけで大丈夫です。要件がまとまっていなくてもご相談いただけます

システム開発の費用はどう決まる?「人月」の考え方

システム開発の見積もりは、ほとんどの場合「人月(にんげつ)」で計算されます。1 人のエンジニアが 1 か月働く作業量を「1 人月」とし、次の式で費用を出します。

開発費用 = 人月単価 × 人数 × 期間

人月単価は、担当する役割と会社の規模で変わります。

役割

人月単価の目安

プログラマー(実装)

50万〜100万円

システムエンジニア(設計・実装)

70万〜130万円

プロジェクトマネージャー(進行・品質管理)

100万〜160万円

たとえば、システムエンジニア 1 人とプログラマー 1 人で 3 か月かかるシステムなら、(70万〜130万円 + 50万〜100万円)× 3 か月 = 360万〜690万円です。

大手の開発会社は単価が高く、その分、大人数での開発や手厚い管理体制が強みです。フリーランスや海外への委託(オフショア開発)は単価が安い一方で、要件の伝え方や品質の管理を発注側が担う場面が増えます。中小規模の開発会社はその中間で、少人数で設計から開発・保守まで同じ担当者が見ることで、伝言による手戻りを減らせるのが強みです。

工程ごとの内訳

開発費用は「プログラムを書く」作業だけではありません。一般的な内訳の目安は次のとおりです。

  • 要件定義(10〜15%): 何を、誰が、どう使うシステムにするかを決める。ここが曖昧だと、後の工程で必ず追加費用が出ます
  • 設計(15〜20%): 画面・データの持ち方・権限・外部との連携を決める
  • 開発・実装(35〜45%): 実際にプログラムを作る
  • テスト(20〜25%): 部品ごと・組み合わせ・実際の業務の流れで確認する
  • 導入・移行(5〜10%): 今の Excel のデータを移す、使い方を説明する、本番の環境を用意する

当社では、システム開発のページで工程ごとの料金の考え方を公開しています。見積書にも工程ごとの金額を分けて記載します。

開発方法で費用は変わる: スクラッチ・パッケージ・ノーコード

同じ業務をシステム化するにも、方法は大きく 3 つあります。「スクラッチ開発」と「パッケージ」の違いはよく聞かれるので、ノーコード(クラウドサービスの組み合わせ)も含めて比べます。

スクラッチ・パッケージ・ノーコードの比較

スクラッチ開発

パッケージ+カスタマイズ

ノーコード・クラウドサービス

内容

業務に合わせてゼロから作る

既製のシステムを導入し、足りない部分を改修

kintone などの既存サービスを設定して使う

初期費用

高い(100万円〜)

中(数十万〜数百万円)

低い(0〜数十万円)

月額の費用

保守費・サーバー費

ライセンス料+保守費

利用人数に応じた月額料金

業務への合わせやすさ

◎ 業務に完全に合わせられる

○ 製品の範囲内で

△ サービスの機能の範囲内で

向いている会社

独自の業務の流れがあり、それが強み

業界で一般的な業務(会計・勤怠など)

まず小さく試したい。人数が少ない

「スクラッチは高い」と思われがちですが、ノーコードやパッケージは利用人数が増えるほど月額が積み上がり、5 年・10 年で見るとスクラッチのほうが安くなることもあります。逆に、会計や給与計算のように業界共通の業務を一から作るのは、たいてい割高です。

当社では、共通の業務は既存のサービスを使い、自社ならではの業務だけをスクラッチで作って API でつなぐ組み合わせをよくご提案します。

開発費用以外にかかるお金

見積もりを比べるときに見落としやすいのが、公開した後にかかる費用です。

  • 保守・運用費: 不具合の対応、OS やプログラミング言語(PHP など)の更新対応、データのバックアップ。年間で開発費の 10〜20% 程度が一つの目安です
  • サーバー費: 小規模なら月数千円〜。利用者やデータが多い場合はクラウドで月数万円になることも
  • ドメイン・SSL: 年数千円〜
  • 外部サービスの利用料: 決済・メール配信・地図・AI(ChatGPT・Claude などの API は使った量に応じた従量課金)
  • 機能追加・改修費: 使い始めると「ここも直したい」は必ず出てきます。年に 1 回程度の改修予算を見ておくと安心です

保守を契約しないと、言語やライブラリの古いバージョンのまま放置され、脆弱性を突かれる原因になります(参考: PHP の重大な脆弱性で業務システムを使っている会社が確認すべきこと)。業務で毎日使うシステムほど、保守の範囲と費用は開発費と一緒に決めておくことをおすすめします。

見積もりの妥当性を見分ける 8 つのチェックポイント

複数の会社から見積もりを取ると、金額が 2 倍、3 倍違うことも珍しくありません。合計金額だけで比べず、次の点を確認してください。

  1. 工程ごと・機能ごとの内訳と工数(人月)が書かれているか: 「システム開発一式」だけの見積もりは、何に費用がかかっているか分からず、後から比べられません
  2. 前提になっている画面・機能の一覧があるか: 見積もりの範囲が明確でないと、「それは含まれていません」が後から出てきます
  3. 含まれていないもの(別途費用)が書かれているか: データ移行、サーバーの用意、操作説明、帳票のデザインなど
  4. テストの範囲: どこまで確認してから納品するのか。受け入れテスト(実際の業務での確認)の期間があるか
  5. 仕様の変更・追加の扱い: 開発中に要望が変わったときに、どう見積もり直すかのルール
  6. 保守の内容と費用: 月額に何が含まれるか(不具合の修正・更新対応・問い合わせ対応・バックアップ)
  7. ソースコードと著作権の扱い: 納品後にソースコードを受け取れるか。他社に保守を移せるか
  8. 担当者と体制: 誰が設計し、誰が作るのか。開発の途中で窓口が変わらないか
見積もりの妥当性を見分ける 8 つのチェックポイント

相見積もりを取るときは、各社に同じ資料(業務の流れ・今使っている Excel・欲しい機能)を渡すのがコツです。伝え方が違うと見積もりの前提が変わり、正しく比べられません。

他社の見積もりのセカンドオピニオンも歓迎です

お手元の見積もりの内容が妥当か、範囲に抜けがないかを確認してほしい、というご相談もお受けしています

費用対効果の考え方: 何年で元が取れるか

「500万円は高いのか、安いのか」は、金額だけでは決まりません。システムで減らせる手間を金額に置き換えて比べます。

たとえば、次のような会社を考えます。

  • 社員 5 人が、毎日 30 分ずつ Excel への転記と集計をしている
  • 5 人 × 30 分 × 月 20 日 = 月 50 時間
  • 人件費を 1 時間 2,500 円とすると、50 時間 × 2,500 円 = 月 12.5 万円(年 150 万円)

この作業をなくすシステムを 300 万円で作り、保守費が月 3 万円(年 36 万円)なら、1 年あたりの効果は 150 万円 − 36 万円 = 114 万円。約 2 年半で開発費を回収できる計算です。

実際には、これに加えて転記ミスによるトラブルの減少、「あの人しか分からない」業務の解消(属人化の解消)、外出先からスマートフォンで確認できるといった効果があります。数字にしにくい効果も含めて、3〜5 年で回収できるかを一つの判断基準にするとよいでしょう。

システム開発の費用を抑える 5 つの方法

  1. 最初は機能を絞って小さく作る: 「あったら便利」な機能は後回しにし、毎日使う中心の業務だけで始めます。使いながら追加するほうが、結果的にムダな機能を作らずに済みます
  2. 今の業務の流れを整理してから相談する: 今使っている Excel や紙の帳票、「誰が・いつ・何をしているか」のメモがあるだけで、要件定義の工数が大きく減ります
  3. 既存のサービスと組み合わせる: 会計・決済・メール配信など共通の機能は既存のサービスを使い、自社に必要な部分だけを作ります
  4. 補助金を検討する: 業務の効率化を目的としたシステムの導入には、デジタル化・AI導入補助金(旧 IT導入補助金)などが使える場合があります。対象になる条件があるため、計画の段階で確認しましょう(参考: ホームページ制作・システム化に使える補助金)
  5. ホームページと一緒に依頼する: 予約・会員・問い合わせの管理などは、ホームページとシステムを同じ会社に頼むと、つなぎ込みの費用や打ち合わせの手間が減ります

AI を使った開発で、費用は安くなる?

2026 年現在、開発の現場では AI エージェントを使ってプログラムを書くことが当たり前になりつつあります。当社でも設計・実装・確認の各工程で AI を使い、同じ品質のシステムをより短い期間で作れるようになってきました(参考: Web 制作で使える AI エージェント徹底比較)。

ただし、AI で短くなるのは主に「書く」工程です。何を作るかを決める要件定義と、業務で本当に使えるかを確かめるテストは、今も人の仕事です。「AI で作るから極端に安い」という見積もりは、この 2 つが省かれていないかを確認してください。

よくある質問

見積もりだけでも依頼できますか?

はい。当社ではお見積もりの作成は無料です。要件が固まっていない段階でも、「今の業務の流れ」と「困っていること」を伺えば、概算の金額と進め方をご提案します。

予算が 100 万円以下でもシステムを作れますか?

内容によっては可能です。既存の WordPress や業務ツールへの機能追加、Excel の集計作業の自動化、外部サービスとの連携などは、数十万円から対応できることがあります。予算に合わせて「最初に作る範囲」をご提案します。

開発の途中で要望が変わったらどうなりますか?

開発前に決めた範囲を超える変更は、追加の見積もりになるのが一般的です。当社では、変更の内容と金額への影響を事前にお伝えし、ご了承いただいてから進めます。要件定義の段階で画面のイメージ(試作品)をお見せして、後からの変更を減らす工夫もしています。

他社が作ったシステムの改修や保守だけを頼めますか?

ソースコードとサーバーの情報をお預かりできれば対応できます。まず現状を調査し、改修の範囲と費用をお見積もりします。開発元と連絡が取れなくなったシステムのご相談もお受けしています。

システム開発の費用の勘定科目は?

自社で使うために開発を依頼したシステムは、一般に「ソフトウェア」(無形固定資産)として計上し、耐用年数 5 年で償却します。金額や会社の規模によっては一度に費用にできる場合もあるため、処理は顧問の税理士にご確認ください。

大阪以外からでも依頼できますか?

はい。打ち合わせはオンラインで行えますので、全国からご依頼いただけます。大阪・関西のお客様は、ご訪問での打ち合わせも可能です。

まとめ

  • 中小企業の業務システムは、100万〜500万円が一つの目安。中身によって数倍変わる
  • 費用は「人月単価 × 人数 × 期間」。要件定義とテストも費用の大きな部分を占める
  • 開発費だけでなく、保守費(年間で開発費の 10〜20%)や月額の費用も含めて比べる
  • 見積もりは合計金額ではなく、内訳・範囲・保守・ソースコードの扱いで比べる
  • 「減らせる手間 × 人件費」で、何年で回収できるかを計算してから判断する

株式会社Esolab は大阪市中央区のシステム開発・WEB 制作会社です。予約・在庫・顧客管理などの業務システムや EC サイトを、PHP でフルスクラッチ開発しています。自社の経理業務のために作って毎日使っている経理システムや、Excel の顧客管理をブラウザに置き換えた保険代理店向けの顧客・契約管理システムも公開していますので、どんなシステムが作れるかの参考にご覧ください。

「うちの業務だといくらくらい?」という段階のご相談も歓迎です。お見積もりは無料です。

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